クリスチャン活動レポート

衆議院議員土肥隆一のクリスチャンとしての活動紹介レポート
by doiryuu3
S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30

2005年 11月 24日 ( 1 )


クリスチャン議員 土肥隆一衆議院議員(民主党)に聞く

「日本の政治の今、これから」
第2回 靖国神社参拝問題(1)-日本全体が「靖国」の風土


Q、最近、靖国神社参拝が国内外で問題として取り上げられていますが、
いかがお考えですか。

A、小泉総理だけではなく、多くの議員たちが参拝し、安倍晋三氏も堂々と参拝しました。
総理が彼を官房長官に就任させただけでなく、
外務大臣の麻生氏(彼はカトリックの幼児洗礼を受けている)も積極的です。
こうした靖国神社支持者を並べたことは、総理の意地を読み取ることができます。
靖国問題は日本の政治では永遠の課題なのです。解決できない問題と言えるでしょう。

靖国神社(東京都千代田区)の歴史は皆様ご承知でしょうが、
「祭神」は幕末維新の政争、内戦で亡くなった天皇側「国事殉難者」であり、
「招魂慰霊」という神社神道形式の大祭を行ってきました。
管理者が陸、海軍省であったこと。生前の業績とはかかわりなく
天皇のために忠死したというだけで神として祭られる。
日本人の霊魂観、祖先崇拝を天皇崇拝と軍国主義に結びつけてきたのです。
1978年同神社はひそかに東条英機らA戦犯14名を合祀(ごうし)しました。
まずは宗教法人ですから、建前として、政治は宗教に口出しできません。
240万人の霊とともにA級戦犯たちの名前は
靖国神社の中の霊璽簿(れいじぼ)という名票に記載されています。
そこに遺骨があるのかどうかは分かりませんが、
靖国神社側のしたたかな意図を感じ取れる。旧厚生省の判断があったとも言われています。
これは同時に政治的意図を抜きにはできなかったことです。
靖国神社が自主的にその名簿を外すことなどは考えられないでしょう。
霊璽簿(れいじぼ)からA級戦犯だけを外して、例えば明治神宮に持っていく、
あるいは、どこどこに持っていくということはできないという靖国神社側の言い分を
政府も私たちも聞いてしまっているのです。

日本では、死んだら皆「神」になるという思想伝統があり、
かつ慰霊という信仰を持っています。
日本人の感性として「死んだ人は何をするか分からないので、
霊を慰めておかなくてはならない。化けて出てはだめよ」と。
これが仏教的には供養となります。今の自分の不幸は先祖のたたりなどという、
ひどい偽りを信じてしまう民族です。
誰かのせいにすることで気分爽快になるということなのです。
慰霊、供養などといった信仰が靖国神社の参拝につながっています。
特に、小泉さんはそういった面があります。
そこまで思うなら、イスラム教方式のように首相官邸に「ござ」あるいは
イスラム流にじゅうたんを敷いて、靖国神社の方に向かって参拝すればいいのでは、
とでも言いたくなってしまいます。

参拝をする人は靖国神社の拝殿に入って行かなければ何百万人の「霊」に会えないのです。
そうしないと靖国神社にこもった「霊」を慰霊できないのです。
そこに行って「ごめんなさい」と言わないと許してもらえないのです。
今回小泉首相は一般の人のするおさい銭と手を合わせるというだけの礼拝形式で
いかにも私人、私的礼拝のふりをしました。
本当は、神官のお祓いを受け、祝詞(のりと)を上げ、
次に本当は2礼2拍1礼をもって初めて正式の拝礼になるわけです。
今回、小泉首相はそれをやらないで、ぽんとおさい銭を投げ入れて手を合わせて、
サッと帰ってきました。
一般の人と同じといいますが、実はこうした拝礼は無礼だと多くの批判の声が上っています。

日本全体が一種の靖国神社みたいなものです。
偉大な明治天皇のためには、明治神宮ができています。
また、三重の伊勢神宮や名古屋の熱田神宮は、
三種の神器(鏡、剣、玉)をそれぞれ持っています。靖国神社も持っています。
靖国神社が特に問題となる理由があるのですが、伊勢神宮には歴代総理、
残念ながら民主党の代表も参拝に行っています(岡田克也前代表、菅直人元代表)。
それほど日本はすさまじい宗教国家ですね。
そして、こうした現象は国民には奇異とは映らない。
だからみんなクリスチャンにならない。なれないのです。
日本にはいろいろな神々がいます。1つの神を選べないのです。
日本でキリスト教が伸びないのは、1つの神を拝んだことがないためです。
それが分からない。そして頑なに伝統的生き方、考え方を変えない。
つまり今までどおりの生き方を変えない、頑固な民族なのです。(続く)

み声新聞2005年11月27日号(第339号)掲載
[PR]

by doiryuu3 | 2005-11-24 10:51