クリスチャン活動レポート

衆議院議員土肥隆一のクリスチャンとしての活動紹介レポート
by doiryuu3
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2006年 05月 24日 ( 1 )


迫り来る「希望格差社会」―どんな社会を目指すのか①        土肥隆一

■借金大国、ニッポン
格差社会が生じるのは、この国の「財政事情」によるものです。
国と地方を合わせた財政赤字は、隠れ借金も含め、1000兆円に上ります。
これは国内総生産(GDP)500兆円の、実に200%に当たります。
歴史上、一国の借金が収入の200%を超える国家など存在しません。
にもかかわらず、政府は毎年30〜40兆円の国債を発行しているのです。
つまり、日本は完全な「サラ金国家」なのです。
これを脱出するためには、税金などあらゆる国民負担を長期にわたって
増やし続けなければなりません(100年はかかるでしょうか)。
あるいは極端なインフレ社会をつくり出して、
貨幣価値をなくしてしまうほかないのです。
どちらも国民の生活を破壊するものです。

もはや政府は、国民全体に配る財源(税収)を持っていません。
富の再分配をあきらめて、平等な社会づくりを断念しているのです。
特に中流階級が急激に下流層に落ち込み、上流が1〜2割、
残りは下流層となる社会しか想定していないのです。
このような社会はさまざまなゆがみ、病理現象を生み出します。
学者はこれを「希望格差社会」と名付け、
「負け組」の絶望感が日本を引き裂くと警告しています
(『希望格差社会』山田昌弘著 筑摩書房)。

■上流を目指す人たち
そこで人々は、自己防衛の手段として、
マネーゲームという手っ取り早いはい上がりの行動に出るのです。
「ホリエモン」の挫折は、
いわゆる「六本木ヒルズ」幻想を砕いたものとして、
その意義は大きいと言えるでしょう。
しかし一方で、「マネーゲームで億万長者」という夢さえ描けない現実を
明らかにした現象でもあったのです。
ここにきて、個人の努力にすら限界が見えてきました。
どんなに努力しても、その結果を保証するものが何もないのです。(続く)


月刊ディボーション誌『幸いな人』(小牧者出版)2006年6月号掲載
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by doiryuu3 | 2006-05-24 09:48